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後日談 in IMVU

彼は私にこう言いました。
「受賞の栄誉のみで十分ですよ^^」
決死の覚悟でSecond Lifeに乗り込もうとした私を、そっと優しく抱きしめるかのように。

現実世界でもダサいと言われ、第二の人生たるセカンドライフの世界でまで彼は「ダサい」という烙印を押されました。
しかし、彼は優しい微笑みを浮かべて私にこう言ったのです。

「これはきっと私の運命なのでしょう。これを機会に全身全霊をかけてダサイ人生を極めようと思います。」


人はそれぞれ神に与えられた使命があると言います。
ほとんどの人間がその使命に気付かず一生の幕を下ろします。
彼は彼にしか出来ない、たった一つの使命に気付く事が出来たのでしょう。


滑稽だと言う人もいるかもしれません。
私自身、かのような重き使命を与えられれば、人生を持て余し、半ばで朽ち果てていた事でしょう。
ただ・・・、悟りを開いたかのような、優しく柔らかな彼の笑顔は、微塵としてその使命の重きを我々に感じさせないのです。


さようなら、たわし。そして、ありがとう! たわし・・・。